世間一般でいう桜には山桜もあれば里桜、シダレザクラなど、一切合切が含まれており、ときどき話が交錯するようなことはあっても、別に不自由だとは思わない。そうかといって、漠然とした桜の概念をそのまま持ちこんでしまうと、話が混線して収拾がつかない。
バラ科サクラ属サクラ亜属の総称である桜は、江戸時代に400近い品種が、明治以降になると新たに400種以上の園芸品が確認されており、ここでは10群(8群など諸説あり)ある野生種のうち、主だった桜について触れていきたい。
野生種=1.カンヒザクラ群 2.オオシマザクラ群 3.オオヤマザクラ群 4.エドヒガン群 5.ヒガンザクラ群 6.ヤマザクラ群 7.チョウジザスラ群 8.マメザクラ群 9.ヤマザクラ(タカネザクラ)群 10.カスミザクラ群
桜については、書きたいことは沢山あるのだけれど、こと桜となると妙に「構えて」しまう。富士山と対峙する山岳写真家の心境といったらご理解いただけようか。下手をすると「絵ハガキ」、単なる観光写真にすぎない富士山は撮りたくない。桜も同じで、「そんなこと知ってるよ」なんてことは、できれば書きたくないのだが「無理だろうな」。 |